九州労災年金支援センター

訪問時のエピソード

車椅子の三味線発表会 島唄に思いくみてぃ(思いを込めて)

車椅子の三味線師範、上原良美様(64歳)の発表会のお話を伺いました。

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地域の公民館での催しでしたが600人の来場者で会場はあふれんばかりでした。
上原様は、電線の保守作業中に事故に遭われ、脊髄損傷のため車椅子生活となりましたが、これまで続けて来られた民謡研究所を閉じることもなく、三味線等の演奏による老人施設の慰問活動も続けられています。
しかしながら、時には体調を崩して入院することもあり、10年ごとに計画していた発表会は半ば諦めていたのですが、今回は、お弟子さん達に背中を押されての開催でした。
事故の後遺症で腹部の痛みが残存しており、思ったように声が出せないと時おり悲しそうに話をしていらっしゃいました。
発表会のタイトル「島唄に思いくみてぃ」には上原様の沖縄民謡への深い愛情が感じられます。車椅子の生活を支えてくれる奥様と民謡研究所のお弟子さん達、応援してくださる地域の方々のためにも、また十年後の発表会をめざして頑張りたいと語ってくださいました。

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沖縄県担当労災ケアサポーター

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